アスベストは、石綿(いしわた、せきめん)と呼ばれる天然の鉱物繊維です。耐火性や断熱性、防音性、対磨耗性などに優れているため、「魔法の鉱物」や「奇跡の鉱物」と呼ばれ、あらゆる製品に使われてきました。特に使用量が多かったのが建材で、輸入されたアスベストの実に90%以上が、さまざまな建材に使用されてきました。
吹き付けアスベストについては1975年、それ以外のアスベスト含有建材についても、段階を経て04年10月に“原則”禁止されましたが、現在も多くの建物にアスベストが残っているのは事実です。
太さが0.01から1ミクロン程度のアスベストは、その1本1本は肉眼で見ることは不可能であり、吸入すると気管から気管支、さらに肺の一番奥の肺胞にまで入り込み、肺に沈着したまま長年にわたり残留します。それが原因となって、ガンなど深刻な健康障害を引き起こす可能性があります。アスベストが「静かな時限爆弾」と言われる所以です。
ですから、私たちは今後、特に建物のアスベスト管理と飛散防止対策に注意を払わなければなりません。
弊社では、設計図書(建築図面、仕上げ表など)による図面調査や目視による現地調査により、アスベスト含有建材の有無を診断しています。
また、設計図書や目視調査から、アスベスト含有建材の有無が判断できない場合には、計量証明機関である弊社が、サンプル採取を行って、公定法に基づく分析調査を行い、アスベスト含有の有無を検査しています。
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